高層建築のガラス回り目地には、シリコーン系シーリング材とEPDM系ガスケットが広く使われている。1980年頃には、シーリング材とガスケットが直接接触していると、経年でシーリング材のガラスに対する接着力の低下や、べたつき・変色などの不具合が発生することが確認された。しかし、シーリング材とガスケットの適合性を確認するための標準化された試験方法は確立されていなかった。当工業会は、建築ガスケット工業会及び東日本シーリング工事業協同組合と共同研究を実施し、適合性を確認するための試験方法を検討した。
この成果を日本シーリング材工業会試験方法規格(規格番号:JSIA 004:2020)として制定した。その後、2022年に規格の見直しが行われ、JSIA 004:2022として改正※された。
※改正経緯・内容は規格書に記載されております。
規格制定に関する詳細はこちらをご覧ください。
→「シリコーン系シーリング材とEPDM系ガスケットの適合性試験方法」の制定について